国内発売間近、すでにある国産Google Glassアプリ3選

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デベロッパー向けにGoogle Glassがリリースされたのが、昨年2月。それから約1年、今年の5月には、Explorer Program版(試用版)が米国で発売されました。日本における動きでは、4月9日に「Google Glass」とみられる機器が技術基準適合証明(技適)を通過した、とのニュースもあり、ガジェット好きの中には、今度のボーナスをGoogle Glass購入資金に充てる計画を立てている人も少なくないのではないでしょうか。また、すでに国内でも、Explorer Program版や、それよりも先に発売されたDeveloper版(開発者版)を入手し、レビューをしている人が多くいるところから見ても、一般発売がスタートしたときの盛り上がりは、かなりのものになると思われます。

すでにご存じのように、Google Glassでは、自然言語音声コマンドでインターネットやアプリへアクセスできます。これまでにもヘッドマウント型ディスプレイは存在しましたが、物々しい雰囲気を醸し出す外観で、装着するのに勇気が要りました。対してGoogle Glassは、既存のメガネのサイズに近く、装着してもあまり違和感がありません。装着しながら歩けば、Glassに映し出される情報で、スマホやスマートウォッチに目を落とすことなく、目的地までナビゲーションしてくれますし、”Ok, glass, record a video.”とか”Ok, glass, take a picture.”と、自然な言葉で話すだけで、写真や動画を撮ってくれます。まさに近未来を体験できるガジェットなのです。

海外ではすでにGoogle Glassのアプリ開発が急ピッチで進んでおり、先日は脳波でGoogle Glassを操作するツールまでも登場しています。そして、もちろん日本の企業や開発者の間でも、Google Glassの発売を控えて、対応するアプリの開発も進んでいます。今回は国産のGoogle Glassアプリを3つほど紹介します。いち早くGoogle Glassを入手した際に、ぜひお試しあれ。

「流し見」「音声読み上げ」対応のニュースアプリ「kawara」

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ガラケー用フルブラウザ「jigブラウザ」や「モバツイ」などを手がけるjig.jpは、iOS用ニュースアプリ「kawara」のGoogle Glass対応版をリリース。iOS版の改良版と位置付けられています。

iOS版「kawara」は、ピンチ操作で読みたい記事をの詳細を表示できる、直感的な独特のUIが特徴で、その使用感をGoogle Glass版でも追求しているようです。「Show me News」と音声コマンド入力でアプリを起動でき、ニュース表示を8秒ごとに自動で切り替える「ニュース流し読み機能」を使えば、手を動かさずにニュースをチェックできます。ニュースのタイトルと本文は音声読み上げも可能。歩きながら、アプリを起動して流し見して、気になるニュースは耳から仕入れる、なんてこともできそうですね。スマホ利用時以上に、通勤時間をニュースチェックタイムとして活用できるかも。英語での読み上げ機能もあるため、英語学習と一緒にニュースチェックも可能。Pocketとの連携機能もあります。

現在地のニュースをすぐ見られる「Glassニュース」

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研究開発ベンチャーのキーバリューからも、Google Glass対応のニュースアプリ「Glassニュース」が発表されています。こちらは、GPSの位置情報に基づき、Google Glass装着者の現在地に関連したニュースを読み込むアプリ。上で紹介したプレスリリースの写真では、「船橋駅に着いたら、ふなっしーのニュースが読める」といった、それはどうなんだ的な事例が紹介されていますが、交通機関遅延のニュースや、ゲリラ豪雨の情報などといった、行動選択のファクターとなる情報がタイムリーに閲覧できるのは便利かもしれません。

見えた世界を一瞬で漫画化する、Google Glass版「漫画カメラ」

撮った写真をどんなものでも漫画化するカメラアプリ「漫画カメラ」(作例写真はこちら)の開発元、株式会社スーパーソフトウエアでは同アプリのGoogle Glass版(プロトタイプ)開発模様のダイジェスト動画を、YouTubeで公開しています。Google Glassアプリ開発に当たってのポイントは1分25秒ごろから。基本的にAndroidアプリ開発と同様で、違いはインターフェースの違い、といった基本的な話などが聞けます。サクッとプロトタイプを制作し、一通り遊んだ後(7分17秒ごろ)で語られる「開発時に困ったところ」の話は、一番役に立つところですね、きっと。「10分で作ってみようか!」と無茶振りされたエンジニアが、ささっと作ってしまうところを目の当たりにすると「お、やってみようかな」という開発へのモチベーションわいてくるかもしれません。

より具体的にまとまった情報を見たい、という方には、Yahoo!堀川隆弘氏によるBuild Insiderの連載記事「Google Glassで作る近未来アプリケーション」が概要を掴むのに役立つかと思います。ご参考にどうぞ!

(安齋慎平)