面白法人カヤックを作る、面白オフィスと面白人事制度と面白ワークスタイル(前編)

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面白法人カヤックのオフィスのここがすごい!

  • 「基本給×サイコロの出目%」が給料になる「サイコロ給」や「旅する支社」など独自の社内制度
  • 最短15分でアイデアを膨らませるブレスト文化
  • 1つの企画やサービスを生み出すために、部署や職種に関係なく面白がって集まる仲間たち

面白い会社の元祖と言っても過言ではない、面白法人カヤックさんにお邪魔してきました。カヤックさんと言えば、面白いサービスや企画をたくさん生み出している会社。最近では、1社だけの合同説明会新歓コンテストなどが話題になっていました。そんな会社のオフィスはさぞや面白いだろうと、期待に胸を膨らませてお邪魔したのですが、実は、オフィスが面白いだけでなく、サイコロで給料を決める「サイコロ給」や、国内外の働いてみたい場所に臨時オフィスを設ける「旅する支社」、最短15分でアイデアを膨らませるブレスト文化など、人事制度やワークスタイルまで面白い会社でした! 今回はオフィスだけでなく、カヤックさんの制度やワークスタイルもご紹介していきたいと思います。

まずはオフィスのご紹介から。カヤックさんは鎌倉と横浜にオフィスがあるのですが、今回僕がお邪魔したのは横浜オフィス。横浜駅から徒歩5分くらいにある横浜三井ビルディングの30階です。エレベーターで30階に上がると「ご用の方は、内線で 777 番をお呼びください」と書いてある受付がありました。内線番号がラッキーセブンなんて、オフィスに入る前からテンション上がっちゃいますね。

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テンションが上がった状態で入口を入ると目の前にあらわれたのがこれ! ホウキとマントと魔女っ子帽子にOculus Rift!(と、カヤックさんオリジナルキャラのコンチくん)。

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「え!? どういうこと?」と思って近づいてみると説明書きがありました。魔法少女のマヤちゃんになりきって仮想世界でホウキに乗ってびゅんびゅん飛ぶゲームのようです。魔法少女に仮想世界…これは、さらにテンション上がる!

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抑えきれないテンションのまま、マヤちゃんになりきってホウキで飛んでみました! オフィスにいるはずなのに、僕の視界には別の世界が! なにこれすごい!

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終始テンション上がりっぱなしだったので、周りの目を一切気にしていなかったのですが、他人から見るとなんともシュールな絵だっんですね…。コンチくんが白い目で僕を見つめています…。

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まだまだ遊んでいたかったのですが、今日の目的はオフィス訪問。ゲームをやりたい気持ちをグッとこらえ、オフィスを探索します。ということでやってきたのは「BAY SIDE」エリア。

DSC_0778「BAY SIDE」エリアの右奥に入ると、広いスペースが! ここはフリースペースで、普段は打ち合わせやブレストなどが行われているそう。この写真ではわからないですが、窓のシャッターを上げると壮大な景色が広がります! どれぐらい壮大かというと…

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これぐらい! ベイブリッジだって見えちゃうんだぜ!

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しかも、望遠鏡で眺めることもできます。オフィスなのに観光気分に浸れて、リラックスするのにも良さそうです。

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「BAY SIDE」エリアの左側に広がるのがオフィススペース。反対側の「FUJI SIDE」エリアまで仕切りが一切なく、オフィス全体を見渡せます! 息苦しさのない開放的な感じが素敵ですね。

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オフィスエリアの右奥には、机の上に机、さらにその上に机と、机が山のようになったスペースが! ここは「サル山」と呼ばれるスペースで、元々はサル山のボス(代表)が全社員を見渡せるように作られたスペースだそうです。現在ではサル山は社員にも開放されており、サル山に集まってブレストなどが行れるとのこと。

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正面から見るとこんな感じ。この、「おめでとう」のくす玉、何なんだろう。「正」の字がついているので少なくとも5回はお祝いされてそう…。

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サル山のふもとでは、社員さんが仕事をされていました。

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これはソーシャルゲームのキャラクターでしょうか? カヤックさん、こういった仕事もされてるんですね! それにしてもかわいいキャラクターだなぁ。

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ほかにもかわいいキャラクターを描いてる社員さんいないかな? と周りを見渡すと…なんかバランスボールに乗ってる人がいる!? 頭を丸めているようだし、なにかの罰ゲームとかでしょうか?

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「罰ゲームかなにかですか?」と聞いてみたら、罰ゲームではなく、ただバランスをとっているとのこと。頭も、丸めているのではなく夏だから髪を短くしているだけでした。

と、いった会話をしているうちに、この社員さんは人事部の方ということがわかったので、僕もバランスをとりながらインタビューをさせてもらいました。

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まず、オフィスについて伺いました。カヤックさんのオフィスは、「自分のワークスペースは自分で考えるのが1番いい」という考えで、自分が効率よく仕事するための道具や機材などは比較的自由に置けるそうです。なので、バランスボールで仕事をするのも良いし、なかには筋トレグッズをオフィスに置いている社員さんもいるんだとか。自分の好きなように仕事場所を作れるっていいですね。ちなみに…筋トレグッズはダンベルとかそういうのかなと思ったら、まじでガチなやつでした!

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ちなみに、カヤックさんでは月に1~2回席替えをするそうです。これは、新規のクライアントワークやプロジェクトによってチームを作り変えるので、チームの編成が変わるごとに合わせて席替えを行っているのだそう。席替えが多いということもあって、机は簡単に動かせるように設計されているんだとか。チームの仲間とコミュニケーションをとりやすくするために、机を動かしやすいものにするって発想は参考にしたいです。

次に、人事制度やワークスタイルについて伺いました。カヤックさんではサイコロで給料が決まる「サイコロ給」という制度を導入しています。これは、「基本給×サイコロの出目%=給料」になるというもので、例えば、月額30万円の人がサイコロで6をだしたら、30万円×6%=1万8千円が+αで支給されるということ。サイコロは毎月ふるそうで、サイコロの出目が良い人のランキングも公開されています。せっかくなの、実際にサイコロをふるところを見せてもらいました。サイコロ給はシステムで管理されており、この機械の前でサイコロをふります。

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まずは、「ここにタッチ」の場所に社員証をタッチして…

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あとはサイコロをふるだけ! サイコロをふると、「○○さんの○月のサイコロ給は6」のような画面がでてきます。この結果がそのままシステムで給料に反映されるそうです。「サイコロ給」って聞くとなんとなくアナログなイメージですが、めっちゃハイテクです!

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ほかにも、国内外の働いてみたい場所に臨時オフィスを設ける「旅する支社」や、社員さんが仕事や個人で作った実験作品の数々を公開する「つくってみたラボ」など、他の会社にはない面白い制度やワークスタイルをたくさん伺えたのですが、僕が特に印象に残っているのが「クリエイターアサインシステム」です。

カヤックさんでは、新しいプロジェクトが始まる時に全社員に連絡が入り、プロジェクトに興味がある社員さんは立候補できるそうです。もしくは、そのプロジェクトに強そうな人を指名して、ブレストや監修に入ってもらうことも可能で、部署や職種は一切関係なく自由にチームが作れるとのこと。「自分が参加したいプロジェクトに参加して、作りたいものをつくる」、それが「クリエイターアサインシステム」。いやぁ、この環境を用意しているってすごいですよね。面白いサービスや企画を生み出す秘密を垣間見た気がしました。インタビューは以上です。三好さん、ありがとうございました。

さて、オフィス訪問に戻ります。「BAY SIDE」エリアから社員さんが働いているスペースを抜けて「FUJI SIDE」エリアにやってきました。

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「FUJI SIDE」エリアにもサル山がありました。そしてバランスボールも。このオフィスいったい何個バランスボールがあるんだろう…。

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「FUJI SIDE」エリアには、黄色い色をした会議室がありました。ここは音が漏れにくい会議室とのことで「密閉会議室」と呼ばれているそうです。

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アートも飾ってありました。アートが飾ってある会議室とかオシャレでいいですよね。

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「BAY SIDE」エリアではベイブリッジも見渡せる絶景が見られたので、「FUJI SIDE」エリアではどんな景色が見えるんだろうと奥に進んでいくと…、さっきインタビューに応えてくれた三好さんと他の社員の方がブレストを始めるところでした! どんな人たちでブレストするのだろうと、よく見てみると…

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デザイナーの佐藤 ねじさんに、
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ディレクターの氏田 雄介さんに、
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コピーライターの長谷川 哲士さん!
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カヤック有名人のお三方!
「これはめちゃくちゃ楽しいブレストになるに違いない!」と思い、勝手ながらブレストに混ざりたいと立候補をして、僕もブレストに参加させてもらうことになりました。

この様子は後編の「たった15分でアイデアがポンポンでてくるカヤック流ブレストがすごい!」でお伝えします。(つづく)

(砂流恵介)