本社をカフェとして開放、社員の4割は副業中–人材サービス「LiB」の会社に縛られない働き方とは

キャリア女性のための転職サービス「LiBz CAREER」を提供するリブが、渋谷の本社をより広い場所に移転し、「カフェ」としてオープンした。その名も「LiBz Meet Up Café」。会員制ではあるが、“Meet Up”の名前の通り、さまざまな人の交流を生むようなスペースを目指しているという。

似たような試みとしては、リクルートが運営する「TECH LAB PAAK」という施設が同じく渋谷ある。会員制コワーキングスペースのように利用されており、ITを中心としたクリエイターが集まっている。

しかしリブの場合は、オフィスそのものがカフェである。

そんなことが可能なのだろうかと、訪問してみた。駅から徒歩5〜6分の場所にある。写真のように、道路を挟んで反対側の歩道から見てもとても目立つ。オフィスというよりお店のようだ。

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スポーツ店の居抜きオフィスはとても目立つ

道路に向かって会社のロゴがどどーんと掲出されている。もともとはスポーツブランド「kappa」のお店だった場所の居抜きとのこと。通りかかるだけだとインテリアショップのようにも見える。

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入るとすぐに受付がある。移転したばかりなのでお花がいっぱい。

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電源やWi-Fi完備のコラボレーションスペース

取材した日はオープン記念パーティーだったので、テーブルの上は料理で埋め尽くされているが、普段はこのテーブルで仕事をしたり、お茶を飲んだりできるらしい。

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通常時の様子。もちろん電源やWi-fiも完備されている。渋谷のど真ん中でこんな設備の場所があると、人によってはとても助かるのではないだろうか。

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その横にはソファのスペースもある。

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個室もあるが、こちらは主にリブの転職サービスや転職エージェントを利用する際の個別相談室のようなものだという。

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カフェに寄ったついでにキャリア相談を試してみるのもいいかもしれない。

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試着室を、集中作業スペースとして活用

カフェの奥は広々とした執務スペース。引っ越したばかり&移転パーティーの準備中ということで慌ただしい雰囲気。

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こんな忙しいときにお邪魔してしまってすみません。

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こちらのスペースはなんともともと試着室だったそうだ。現在はどうなっているかというと……。

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集中して作業ができる部屋になっている。お店として使われていたときの機能をうまく利用している。

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「ウェルカム」の気持ちを全身全霊で伝えたい

しかし、なんでこんなオフィスにしたのだろうか。リブの松本洋介社長に聞いてみた。

「一番は人との出会いです。起業って大きなプロジェクトですよね。そのプロジェクトを推進させることがとても大事。であれば、それを推進するときに社内だけでちまちまやるんじゃなくて、社内外のタレントに最大限強力してもらって、プロジェクトを進めることが一番大事だなと。そのためにはとにもかくにも協力者だと思っています。社内外問わずです」

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「そんなふうに考えているのに、会社のオフィスが入館証とかあって社内と社外にすぱっと分かれているのはおかしいし、やりづらい。僕らはもっとリブという会社に興味があったらフラッと来られたり、社員じゃなくても働けたりとか、さくっとバイトができたりとかできるような場所を作りたい。なんらかのテーマに興味のある社内外の方々が、どんどん集ってプロジェクトを推進していく。そういった方々に集まっていただきたいので、『ウェルカム!』っていう姿勢を全身全霊で出すために、わざわざこんな物件を選びました(笑)」

ふと外を見ると、こんな景色。路面店ならではのオープンさが感じられる。

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他社で社員をやりながら働くのもOK

もともとリブという会社は柔軟な社内制度を持っている。他社で社員をやりながら働いてもいいし、会社を経営しながらリブに入社するのもOK。週4日はリブの仕事をしながら、平日の1日と週末で自分の会社を切り盛りしている社員もいるそうだ。

「4割くらいのメンバーが他社に関わっていますね。社長だけの想いでいったら、囲い込みたいっていうのはもちろんあるんですけど、でも個人として考えたときに、社外でいろいろ刺激のあることをやってる人のほうが伸びるんだろうなって思います。単純に社長としては利益相反するんですけど、人が成長するのが素直に好きで、嬉しいです。楽しそうなことにクビをつっこんでくれれば」

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「ここのコンセプトは『シェアスペース』なんです。何をシェアするかというと、働くこと、学ぶこと、食べること、その3つをシェアしようとしています。一緒にご飯を食べることがすごく大事だと思っています。昔からマンモスを倒したらみんなで食べていたでしょうし、畑で収穫があったらみんなでお祭りでした。やっぱり食事というものがコミュニティの真ん中にあるなと思っていて、だからこうやってみんなでご飯食べやすそうな場所を作ったんです」

ただし建物の都合上、キッチンは作れないので、まだ食べ物のメニューなどはないらしい。いずれは近くにキッチン付きの部屋を借りて、そこで料理をして運んでくるといったことを考えているそうだ。

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いろいろなことに首をつっこんでいる人に来てほしい

このカフェには、具体的にどんな人に来てほしいのだろうか。

「知的好奇心が強い人にガンガン首をつっこんでほしい。行動力のある人がいいですね。ふとした出会いが化学反応を起こすじゃないですか。特に職種や年齢に制限はありません。情報感度が高くて、いろいろなことに首をつっこんでいる人は大歓迎」と松本社長。

都内を移動しながら仕事をしている人や、さまざまなプロジェクトに参加してみたい人にはおすすめのスペースになりそうだ。以下のリンクから応募可能。一定の審査を通過すると、使用権限が与えられるという。

LiBz Meet Up Cafe メンバー募集! – Wantedly

https://www.wantedly.com/projects/18645

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移転パーティーは大変盛り上がっていました。