ハイテク義足は「身体」を超えるか、2020東京で五輪王者を上回る可能性

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「2016リオパラリンピック」が9月18日、閉幕した。なかでも、パラリンピックがオリンピックに肉薄したとして注目を集めたのが、陸上競技の跳躍種目だ。

男子走幅跳ではドイツのマルクス・レーム選手(切断などT44部門【※1】)が17日の決勝で8m21を跳び、2連覇。リオオリンピックの優勝記録(8m38)まで17cm差に迫った。レーム選手は2015年に8m40を記録しており、実力的にはオリンピックメダリストを上回る可能性もあったはずだ。

【※1】T44:片足下腿義足の部門。T43は両足下腿義足の部門。現在のクラス分けでは、T44とT43は一緒に競技をしている。

また、陸上競技の花形である男子100mでは、イギリスのジョニー・ピーコック選手(切断などT44)がパラリンピック記録を更新し、10秒81で連覇を果たした。ウサイン・ボルト(ジャマイカ)の9秒81と比べれば、0.01秒を争うこの競技においてこの差は果てしなく遠い。しかし、同種目の世界記録はこの20年で1秒以上縮まっており、どこかのタイミングで一気に更新される可能性はある。

障害者アスリートの記録を支えている要因の1つが、テクノロジーの進化であることは間違いない。現在主流になっている競技用義足は、カーボンファイバーを使用した最新のものだ。しかし、この義足の進化は、時に批判の対象となる。前述のマルクス選手は当初、リオパラリンピックではなくリオオリンピックへの出場を希望していたが、“道具ドーピング”として批判され、断念したのだ。

技術革新により、いずれ男子100mでもオリンピックとパラリンピックで記録の逆転現象が起こることは十分に考えられる。そのとき、我々はその事実をどう受け止めればいいのか。2020年の東京オリンピックで、“義足のアスリートが100m走で健常者のアスリート・チャンピオンよりも速く走る”ことを目標にする日本の義足エンジニアリングの第一人者、株式会社Xiborg(サイボーグ)代表の遠藤謙さんにお話を伺った。

最新の義足は「有利」 オリンピックとパラリンピックの違いとは

Xiborgの競技用義足。複雑なカーブがバネの力を生み出す。このカーブは、プリプレグというカーボンファイバー素材のシートを何枚も重ね、押しつけることで作り上げられる。

Xiborgの競技用義足。複雑なカーブがバネの力を生み出す。このカーブは、プリプレグというカーボンファイバー素材のシートを何枚も重ね、押しつけることで作り上げられる。

――義足ランナーのオリンピック出場について、どう思われていますか?

僕は、義足は究極的には、有利だと思っているんです。

――やはり、有利ではあるのですね。

はい。もし、健常者の選手と義足の選手の競技人口が同じだったら、それはつまり同じだけ身体能力の高い選手が現れて義足を使いこなしたら……ということですが、義足の選手が勝ってしまうようになるでしょう。

だから、僕は今回、マルクス選手がオリンピックに出場しないという決断をしたのはよかったと思っています。例えば、健常者の選手が自らの意思で足を切断し、義足をつけて世界チャンピオンになるというストーリーを許容できますか?

――鳥肌が立ちました。

将来的にはあり得ることです。しかし、世の中がそれを受け入れるには長い道のりが待ち構えているでしょう。一方、例えば、足に大怪我をしてもう走れなくなった短距離ランナーが、本来は足を切断する必要はないのに、あえて足を切断して義足をつける、このストーリーはどうですか? 僕はギリギリOKかなと思いますが……。

――本当に難しいですね。

結論はどうにでもなるんです。ものすごい影響力のあるエヴァンジェリストが「義足とはこういうものだ」と世の中をリードしたら、その方向に進みます。今は議論が成熟していないので、まだ早い、と。それにオリンピックは、ある意味ではビジネスの場じゃないですか。

――ビジネス、ですか?

選手は広告塔であり、スポンサーが払うのは広告代です。ということは、「見ていて楽しい」など、選手が広告としてバリューを発揮できるかどうかが問われる。そう考えたときに、スポーツ全般としてはいろいろな競技があっていいと思うのですが、オリンピックという枠に、パラリンピックの種目すべてが入ることには無理がある。

――たしかに、パラリンピックはその特性ゆえに、オリンピックのような盛り上がりに欠けるかもしれません。

レスリングは一度、オリンピック競技から外れましたよね。そこで協会などがルールを改正して、「見ていて楽しい」状態にしたことで、復活したという経緯もあるのかな、と。このように、エンターテイメント性を求められるのが、オリンピックの在り方です。そこにパラリンピックの競技はなかなか太刀打ちできない。

パラリンピックには、いわゆる『24時間テレビ』のような「障害を持ちながら頑張っているから応援しよう」という見方があってもいい。一方、オリンピックの場合は、本当にコンペティティブに「つまらなかったら競技として廃止にする」としてもいいと思います。このような理由から、オリンピックとパラリンピックは分かれている方がいいのではないか、というのが僕の意見です。ただし、パラリンピックの一部の種目をオリンピックに格上げするようなことはありえるのではとは思っています。

「健常者が障害者よりも常に勝っている」という先入観

――“道具ドーピング”というような批判についてはいかがですか?

このような批判の背景には、“健常者が障害者よりも常に勝っている”という考え方があるのでしょう。おそらく多くの人が思っているけれど口にはしないことなので、公言するのは勇気が必要です。

しかし、このような批判が出るということは、今までの考え方から「これからは障害者が健常者に勝ることがあり得る」、あるいは「健常者が障害者に敵わなくなるかもしれない」という考え方に変わってきた証拠でもあります。今後の社会においては、健常者だろうが障害者だろうが、“身体プラステクノロジーにより矯正された身体能力”が1つのスタンダードになっていくのではないでしょうか。人間の体って、たぶんこのままじゃないだろうなと思っているんです。

――「体とは何か」という、身体能力への問いかけがテーマなのですね。

はい。今、体内埋め込みチップによる認証やナノマシンによる病気の治療など、体の中にもテクノロジーがどんどん入ってきています。そこには「使用していて自分に違和感がないか」、「周囲から見て違和感がないか」、「利便性が担保されているか」など、さまざまなチェックポイントがあります。そのようなテクノロジーに義足がなり得るのか、非常に興味があります。

――しかし、アスリートの例でいえば、テクノロジーの進化により「強くなりすぎる」こともありますよね。どこまでが人間の体と言えるのか、線を引くのは誰で、どんな基準になるのですか?

スポーツにはレギュレーションが必要ですから、人間の能力が基礎となるでしょう。身体とテクノロジーが融合するには、それを着用したときの筋肉の負荷が、身体の許容できる限界値内であることが必要です。勝敗の行方は、その範囲でいかに高いパフォーマンスを発揮させるかになってきます。

あとはやっぱり、義足ありきの競技になってしまうのは本質的ではありません。そこには、F1のようなレギュレーションが設けられるでしょう。車体の重さやエンジンの排気量といった制限ですね。

――たしかに、F1のレースに戦闘機のエンジンを搭載した車両が出場したら、観客は怒るでしょうね。

そういうことです。このように、スポーツである以上は周辺が納得できるルール、コンセンサスが得られる範囲が線引きになるでしょう。

テクノロジーは進化し、やがて既成概念を打ち壊す

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――スポーツ以外ではどうでしょう。社会において、身体の範囲はどこまで拡張できるのか。

義足を着用した人が、社会の中で迷惑をかけない範囲に規定されると思います。

――なるほど。実はまさに、イメージしていたのがアメコミ映画の『アイアンマン』なんです。全身に最先端テクノロジーのロボットスーツを身にまとって敵と戦うけれど、街に出ればビルを壊してしまう。社会においては迷惑にならないかで線引きされるということですね。

実は、車も同じような道を辿っているんです。車って、圧倒的な合理性のあるテクノロジーだけど、人を殺してしまうこともありますよね。でも使いたい、だからみんなでルールを決めましょうと、交通ルールが定められるわけです。このように、テクノロジーが浸透していったときに、“ものすごく便利なんだけど迷惑がかかる可能性があるもの”は、みんなで使えるようなルールを決めればいいのではないか、と。

――義足の開発にはこれまでお話を伺ったように、倫理的な問題をはらんでいます。遠藤さんはどのような立ち位置で、開発に取り組まれているのでしょうか。

僕はテクノロジー信者なので、技術はどんどん進化させるべきだという考えを持っています。だから、技術開発については正直、線を引く必要はないのでは、とも。“技術を使って障害者が速くなる”と、世の中はどう驚くのか。ちょっと距離を置く立場で興味深く見守っているというか。

テクノロジーのさらなる進化によって、障害者に対する今までの考え方や概念はいずれ大きく変わります。技術者として、社会の固定概念を打ち壊すようなインパクトを引き起こしたいですね。

――実に技術者らしいマインドだと思いました。

そうですね。だから、ズルだと思われたとしても、速いものは速い、と。「速くなるためなら、こういう技術があり得る」というソリューションをどんどん提示していきたいんです。

――世の中の常識と照らし合わせたりルールを決めたりするのは、あらゆる技術を提示したその先、世論であるということですか?

もちろん、自分の中にそのアイディアはあって、こうやって聞かれれば「自分はこう思う」というのは答えたいのですが、技術と倫理の問題はできるだけ分けて考えるべきだと思っています。ダイナマイトや核の技術の功罪は心に留めておかなければいけませんが、いくら禁止しても便利なものは結局、別の誰かが作ってしまう。だったら、倫理的な問題をある程度考慮できる技術者が先回りして作ってしまうのが合理的なのではないか、というのが僕の意見です。

ただし、我々は義足のテクノロジーそのものに興味があるのではなく、義足によって人間の身体、ひいては人間の価値観そのものに変化が起こる可能性に強い興味・関心があるんです。

最新義足の研究が提示する、人間の身体の未来


――遠藤さんは、マサチューセッツ工科大学(MIT)のヒュー・ハー教授【※2】のラボにいたそうですね。義足開発は海外の方が進んでいますか?

【※2】米国を代表する若手登山家だったが、17歳のときに登山事故で両足を切断。その後も義足で山に登り続けながら、MITに入学した。現在はMITの教授として、生体義足を研究する世界的権威。

義足は圧倒的に欧米の方が進んでいますね。僕は大学在籍時に、高校時代の後輩が骨肉腫で足を切断したことがきっかけで義足開発に興味を持ち、2005年から2012年までの7年間MITに留学していました。

――ハー教授はどのような方でしたか?

難しい質問ですね(笑)。あんまりしゃべらない印象でした。威圧的に見えるかもしれないけど、無口でシャイな人です。


ハー教授のTED講演の様子。

――ハー教授のもとでは、どんなことを学ばれましたか?

障害者に対する考え方が変わったのが一番大きいですね。健常者の多くは、障害者に対して、「常に不便を強いられている」「何か困っている時は助けないといけない」という感覚で接していると思うのですが、ハー教授はほとんど自立していて、特別なサポートが必要な人ではありません。

彼の日常生活を見ていると、足がなくてもテクノロジーがあって、それを使いこなせていれば、障害というものをそこまで気にしなくていいのではないかと思うようになりました。もちろんハー教授は両足を失っているので、階段はゆっくり昇り降りしなければいけませんが、それは障害者であろうが健常者であろうが、おじいちゃんやおばあちゃんと並んで歩くときと一緒ですよね。このような発想が自然と身につきました。あとは、義足はものすごいカッコいい分野だな、と。


――どのような点が、ですか?

今でこそ、パラリンピックで義足のランナーが取り上げられますが、2005年当時はほとんどその競技を見る人がいなかったんです。その当時から、ハー教授のラボでは、義足にはポテンシャルがあるというか、この分野ではもしかしたら健常者より速くなる義足のランナーが出るんじゃないか、なんて話題がよく上っていていて。2008年にはオスカー・ピストリウス【※3】の裁判があって、ハー教授のラボもいろいろ協力していたところだったんです。

【※3】南アメリカ共和国の両足義足のスプリンター。T43の男子100m・200m・400m の世界記録保持者。北京オリンピックの出場を目指していたが、国際陸上競技連盟は「カーボン製の義足による推進力が競技規定に抵触する」として却下。2008年にスポーツ仲裁裁判所が国際陸上競技連盟の判断を覆し、同選手が健常者のレースに出場することを認めた。2013年に自宅で恋人を射殺したとして逮捕され、2016年現在、殺人容疑で服役中。

義足の開発というのが、健常者が障害者を助けるためにする分野ではなくて、もっともっと、人間の身体能力の在り方というか、人間の体の未来を提示できる分野なんじゃないかというのを感じましたね。

大企業の研究員が「障害者アスリート」とチームを組む理由

黒がXiborgの義足、黄色が世界的なシェアでほぼ一社独占状態だというÖssurの義足『エクストリーム』。

黒がXiborgの義足、黄色が世界的なシェアでほぼ一社独占状態だというÖssurの義足『エクストリーム』。

――先日まで、リオにいたんですよね?

はい、リオパラリンピックに出場する、Xiborg所属の佐藤圭太のレース観戦をしてきました。

――Xiborgには選手も所属しているのですか?

Xiborgについて説明すると、私はソニーコンピュータサイエンス研究所の研究員でありつつ、Xiborgの代表です。義足の開発はソニーコンピュータサイエンス研究所が主体となっていて、Xiborgではコーチの為末大(元陸上競技日本代表選手)や障害者アスリートたちとチームを組んで、日々の練習をしながら得られたデータを開発にフィードバックするというサイクルです。

――エンジニアがアスリートとチームを組むメリットは?

例えば、“速くなる可能性がある義足”を選手にパッと渡したところで、その義足を履くかと言えば、履かないと思うんです。というのも、義足は慣れるまでに3~4カ月はゆうにかかります。しかも、本当に速くなるかは慣れるまでわかりません。

でも、佐藤がXiborgの義足を履き始めたのは、今年の3月でした。しかも、その時点でパラリンピックの参加標準記録を突破していなかった。選考のためには6月までに参加標準記録を突破しなければいけなかったんです。

――それは、一種の賭けでしたね。

そう思います。なぜそれができたのかと言えば、そこまで一緒にやってきたプロセスがあったからだと思うんです。Xiborgというチームがあって、為末大がコーチをしていて、走り方を教えて、義足を作っている、という。

昔は義足特有の走り方があるんじゃないかと言われていたのですが、最近になって「健常者と障害者で理想とする走り方は大きくは変わらない」という仮説を立てました。その走り方に合った義足を作って、その走り方を実現するために選手も練習しています。

でも、実は、その走り方というのも、それが正解かどうかは正直やってみないとわからないんですよ。だからこそ、関係者がその方向性に納得しているかどうかが大事で、それにXiborgはすごく役に立っています。為末大を雇えるか、障害のある選手たちを雇えるかというと、大企業にはなかなか難しいじゃないですか。

――それで、起業されたんですね。

そもそも、ソニーコンピュータサイエンス研究所では、このような社外活動を推奨しています。企業の中にいるとできないことを外で、例えば大学の先生とか、それこそ為末さんのような人とする方が、社会的インパクトは大きくなる。会社もそれをわかってくれているんです。

「義足のアスリートが100m走で健常者のチャンピオンよりも速く走る」まで

Xiborgチームの練習風景。

Xiborgチームの練習風景。

――義足を持ってみると、かなり硬いですね。もっとバネのようにしなやかに伸び縮みするものだと想像していました。

体重をかけて全力で走った時に、最大で10cm程度たわむくらいです。

――これを装着するとなると、竹馬みたいですよね。自在に走れるようになるには、かなりの練習が必要だということは容易に想像できます。「反発力が強すぎる」という批判もありましたが、これで走るのは、実は大変なことなのでは?

大変だと思いますよ。遅くもなるし速くもなります。実際、佐藤は速くなりましたが、遅くなってしまった選手もいます。そして、その原因が義足を変えたからかどうかも、わからないのです。

――いくら高性能な義足があったところで、使いこなせなければ……ということですね。

ちなみに、高性能な義足ってどんなものだと思いますか?

――えーっと……すいません、自分で言ったことですが、よくわからないです。

わからないですよね、僕もわからないんですよ(笑)。これはモーターなどがついていない、ただのバネなので、押した分の力が返ってくるだけです。このメカニズムはどんな形状だろうが同じなんですよ。反発力が強いとか弱いとかも、同じようなカーボンファイバーの素材を使っているのだから、そんなに変わらない。

変わるのはバネ係数、つまり押すのにどれくらいの力が必要かってことなんです。硬さと言い換えてもいいですが、じゃあ硬い方がいいのかと言われれば、硬いとたわませるのに力が必要になるし、柔らかい方が速く走れる可能性もある。

――なんだかどんどん、身体というものがわからなくなりますね。人間の体にも、筋力の弱い強いはありますし、千差万別です。義足とそう変わらない気がしてきました。

そうなんです。例えばアキレス腱の硬さは人によって違って、速い選手の方がやっぱり硬くて、よく伸び縮みするんだそうです。でも、そうじゃないアキレス腱だとしても、それを取り替えることはできないから、他の部分を鍛えるわけじゃないですか。一方、義足の選手はそこを取り替えることができるけど、逆に言えばそこしか替えられない。つまり、欠損部の下腿の筋肉などは鍛えられないということでもあります。

――現状のパラリンピックでは、義足を使いこなせた選手が速いということですか?

それは、そうですね。逆に言うと、今は『エクストリーム』という義足が主流なので、『エクストリーム』の特性に合った選手しかパラリンピックに出場できていない可能性もある。義足の種類も全然足りないし、まだ見ぬ義足にマッチする選手の才能も埋もれているかもしれないわけです。走り方が人によって違う以上、もっと義足の種類があるべきだと思っています。国内ではほかに、Mizunoなどの企業が義足を開発しています。

――2020年の東京オリンピック・パラリンピックで、“義足のアスリートが100m走で健常者のアスリートのチャンピオンよりも速く走る”までの道筋はついていますか? 

正直、見えていないですね。所属選手を応援しつつ、海外選手のリクルーティングもしています。あとは、100mで直近、10秒を切るのであれば、両足じゃないかな。


――片足だけの義足より、両足とも義足の方が速くなるんですか?

両足は圧倒的にトップスピードが速いんです。その分、スタートに難がありますが、それでも中盤以降にまくれ(追いつけ)ますよね。

本当はT43とT44は分けた方がいいのでしょうが、そこはやはり、競技人口の問題で。T43という部門ができたのも、実はロンドンからなんですよ。それに、9秒台に突入したら片足のほうが速くなるかもしれない。それは誰にもわからないんです。

――わからないから、最高の技術を準備して待っている、と?

というよりは、選手と一緒に速くなる、一緒に成長する、というイメージですね。

――ありがとうございました。2020年を楽しみにしています。

(朽木誠一郎/ノオト)