フォロワー29万人超「インスタの女神」が生まれるまでの投稿戦略とは

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わたなべ麻衣さんプロフィール。1989年9月23日生まれ、広島県出身。多数の女性誌でモデルとして活動、WEBや映画、TV‐CMでも活躍中、同世代から絶大な支持を得る。instagramのフォロワー29万人、「インスタの女神」と呼ばれる。自身のスタイルブック「She is my girl」好評発売中 。 Instagram:@mmaaiipp

「20代のなりたい顔ナンバーワン」モデルと言われ、20代の女子から圧倒的な人気を集めている、わたなべ麻衣さん。雑誌をはじめ、CMや映画などに出演し、自身初のスタイルブック「She is my girl」も出版した彼女、インスタグラムをきっかけに芸能界に入り、ブレイクしたというバックグラウンドを持っている。

Instagramのフォロワー数は29万人。アップする写真が毎回可愛すぎることから、付いたあだ名は”インスタの女神”。”モデル”という仕事の枠を越え、若い世代の女性からの支持を集めている。彼女のようにSNSをきっかけに活躍の場を広げていくには、どうしたらいいのだろうか?

11月16日に開催された、ハウツー動画サービス「ビエボ(Beable)」が主催するわたなべ麻衣さん登壇のイベント『好き”を仕事に。ソーシャルメディアをきっかけに活躍するには?』での発言をまとめた。司会進行は株式会社オプトのソーシャルメディアコンサルタントでkakeruライターでもある小川由衣さんが務めた。

21歳の一般人女性が芸能界デビューするまで

21歳の頃、広島から上京。ショップ店員としてアパレル業界で働きつつ、サロンモデルの仕事もしていたという、わたなべ麻衣さん。当時からInstagramはやっていたものの、「モデルになりたい」という思いはなかったそうだ。

「アパレル業界で働きながら、将来的にはバイヤーとして買い付けがしたい。そう思っていたので、芸能界への道は一切考えていませんでした」

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芸能界のことを考えていなかった彼女が、現在の事務所に所属するきっかけとなったのはSNS。最初は趣味で始めたInstagramだったが、少しずつ同世代の女性の間で人気が出始め、気づいたらフォロワー数が数万人に。上京してから3年が経った頃、携帯に俳優から連絡が来た。

「いま同じ事務所の俳優、中野英雄さんが私のInstagramを見つけてくださったみたいで。Facebookから『事務所に入らないか?』とスカウトされました。最初は怪しいな……と思ったのですが、熱心に連絡をくれるので、思い切って事務所に所属してみようと思いました」

21歳の頃、ショップ店員をしていた女性が24歳で芸能界デビュー。まさにSNSによる、現代版シンデレラ・ストーリーだ。

時間帯は19時〜21時の間。フォロワー数アップの裏にある、緻密な投稿戦略

ぶうーっ😗 #他の #写真は #Twitterに #のせたよ

わたなべ麻衣さん(@mmaaiipp)が投稿した写真 –

約3年の間でフォロワー数が29万になり、ビッグコミックスピリッツで「インスタの女神」と紹介され、ファンの間でも”インスタの女神”と呼ばれているが、その裏には彼女なりの地道な努力があった。最初の頃は一枚写真をアップする度に反応を分析。その結果をもとに、投稿のタイミングなどをチューニングしていった。

「投稿するタイミングは色んな時間帯を試してみた結果、夜の19時〜21時あたりが時間帯が一番反応がいいことがわかって。あとはハッシュタグ、写真の色味も意識してアップするようにしてましたね」

Instagramユーザーの多くは、ハッシュタグ検索をして写真を見る。そのため、わたなべ麻衣さんはなるべく検索にヒットしやすいよう、髪型を変えたときは「#ヘアカタログ」というハッシュタグをつけたり、『ar(アール)』という女性誌で”おフェロ”という言葉が流行ったときは「#おフェロ」というハッシュタグをつけたり……。

また、Instagramは”赤”が目に留まりやすいため、写真も赤みを足したり、赤いアイテムを差し込んだり、赤をポイントにして写真を投稿したそうだ。こうして、ファンの方以外にも見つけてもらう工夫を怠らなかった結果、フォロワー数が増加。Instagram経由から仕事を獲得することも増えていったという。

気に入らない写真は絶対にあげない。タイムラインに世界観を醸成

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「最近はInstagramを通じての仕事も増えてきたのですが、自分が今まで作り上げてきたイメージにそぐわないものはやらないようにしています。例えば、商品紹介も自分が良いと思ったものだけしか紹介しません」

投稿の工夫もさることながら、彼女が最もこだわっているのは「世界観の醸成」。Instagramに写真をアップするにあたって、写真は20〜30枚撮影。その中で表情やバランスが一番良いと思うものを吟味し、アップするという。

もし自分が良いと思える写真が撮れなかったときは、Instagramに写真が投稿されることはない。それほど、わたなべ麻衣さんは”わたなべ麻衣”という世界観の醸成にこだわっている。

「表情は”かっこいい”よりも”かわいい”が私らしいと思っているので、なるべくフェミニンな世界観を意識しています。色んな表情を見せることでファンの方たちとの距離感を近づけるようにしています」

そのため、Instagramの投稿で参考にしている人はいない。かわいい表情の写真や購入したアイテムの画像、動画もアップするなど、なるべく”素のわたなべ麻衣”を見てもらうことを意識して日々、投稿しているそうだ。

「これからは演技の仕事もやってみたいです」と今後の展望も語った、わたなべ麻衣さん。Instagramをきっかけに、活躍の場をどんどん広げていっている裏には地道な努力があった。世界観の醸成や投稿のタイミング、ハッシュタグの活用など、細かい工夫を実践することでInstagramの世界にとどまらない、新しい世界への道を切り拓いてきた彼女。

「SNSをきっかけに活躍の場を広げていきたい」と考えている人たちは、まず認知拡大を目指し、こうした細かい努力を積み重ねていくことが最も大切なのかもしれない。