ギンザシックスのワンフロアぶち抜き! リンクアンドモチベーションのオフィスは、世界観を共有するアイデア満載だった

リンクアンドモチベーションオフィスのここがすごい!

  • コンセプトは港町。サッカーグラウンド級の大きさの細部にまでこだわったオフィス
  • セミナールームに講師用控室も完備。使い勝手も考えられた設計
  • 執務エリアは仕切り一切なし。法人を越えたコミュニケーションが生まれる工夫がいっぱい

 

「モチベーション」を基軸とした経営コンサルティング会社、リンクアンドモチベーションさんのオフィスにお邪魔してきました。2017年5月に移転したばかりです。

リンクアンドモチベーションさんは、M&Aにより現在13のグループ会社があり、国籍や年齢もさまざまな人たちが働いています。今回の移転では、今までバラバラになっていた東京都内の拠点をまとめ、すべてのグループ会社を1カ所に集めたそう。

新オフィスには、もともとの企業文化も働いてきた環境もバラバラだった社員さんたちを一つにまとめる工夫がされているとのこと。さっそく覗いてみましょう。

 

やってきたのは、2017年4月に開業したばかりの銀座の新名所「GINZA SIX(ギンザシックス)」の12階。ワンフロア丸々リンクアンドモチベーションのオフィスで、サッカーのグラウンドとほぼ同じ広さだそうです。

 

入り口はこんな感じ。

 

中に入ると、広々とした受付がありました。オフィスは「PORT(港町)」をイメージして作られており、こちらの来客エリアは「HARBOR(ハーバー)」と呼ばれていました。木目調の床はウッドデッキ、グレーの床は海を表現しており、エレベーターから桟橋を渡ってくるイメージなんだそうです。

 

港町っぽい街路灯(室内灯)と標識もありました。

 

写真左手の部屋が会議室で、写真右手の部屋は面談スペース。会議室は、桟橋に停泊している船をイメージしていて「SHIP(シップ)」と呼ばれているそうです。

 

会議室はこんな感じ。

 

こちらの会議室の名前は「ヴァスコ・ダ・ガマ」でした。各会議室にはA~Nで始まる冒険家の名前が付けられており、ほかにも、クリストファー・コロンブスや、フェルディナンド・マゼランといった会議室がありました。

 

注目したいのは、入り口のタッチパネル。社内のカレンダーシステムと連携しており、いま誰が会議室を使っているのかわかるだけでなく、会議室の延長や変更、先のスケジュールの確認や予約などもできます。操作もワンタッチでとても簡単そうでした。

 

「Dolphin」と呼ばれる面談ルームはこんな感じ。

 

こちらの名前は、A~Oではじまる海の生物の名前になっていました。

 

会議室の奥には「LIGHT-HOUSE(灯台)」と名付けられたスペースも。

 

LIGHT-HOUSEには社内報の動画が流れているほか、

 

会社の沿革をまとめたパネルや、

 

ターニングポイントとなった出来事の解説動画が見られるタブレットなどがありました。来客したお客さまにどんな会社かを理解してもらう意図があるそうです。

来客エリアは以上です。

 

続いて案内してもらったのは「CAMPUS(キャンパス:大学構内)」と呼ばれている、セミナーや研修などを行うエリア。

 

CAMPUSには3つのセミナールームがあり、最大168席まで対応できるそうです。ちなみに、講師用の控室もありました。

 

こちらはCAMPUS内にある、大学の中庭をイメージしたスペース。研修やセミナーの休憩時に利用されるそうです。オフィス内にこれほど大きなセミナールームがあり、さらには受講者が一息つけるスペースまで用意されているのはいいですね。

研修エリアの紹介は以上となります。

 

最後に案内してもらったのは、執務エリア「TOWN(タウン)」。

 

グループ会社13社が一堂に会し、一切の仕切りがない中で働いているそう。執務エリアの端っこから撮った写真がコチラ。写真だと先端が見えないと思いますが、目視でも先端は見えませんでした。本当に広い……!

 

執務エリアには、食事や息抜きに使えるスペースも。

 

注目なのは「POST OFFICE(郵便局)」と名付けられたサービスデスク。東京本社だけなく、全国の拠点からの問い合わせにも対応しているそうです。

 

また、オフィスにはところどころ郵便ポストが設置されており、ここに投函された郵便物の集荷もPOST OFFICEのスタッフが行うそうです。

 

執務エリアには、各グループ会社ごとに専用の個室も用意されていました。「SHOP(ショップ)」という個室のほか、「Barber shop(バーバーショップ)」など、港町にありそうなお店の名前が付けられていました。

 

中はこんな感じ。個人情報のような高いセキュリティ情報を扱うときにも、この場所が使われるそうです。

 

こちらの社長室には、港町っぽく「MAYOR’S OFFICE(市長室)」と書かれていました。

リンクアンドモチベーションさんのオフィスの紹介は以上になります。

 

全国にある7つの拠点すべてで世界観を統一

最後に、広報の日野美里さんにオフィスについてお話を聞きました。

 

――オフィスのこだわったポイントを教えてください。

こだわったポイントは2つあります。一つは、世界観の統一です。弊社では多様なワークモチベーションや価値観を持つ人たちが働いているので、それぞれが相互理解できるようにいろいろな施策やツールを使っており、オフィスもその手段の一つと捉えています。同じ世界観で設計された場所で働くことは、組織の統合力を高めるために重要な要素だと考えているため、コンセプトを徹底的に表現することに大きくこだわりました。

 

――業務エリア外にある通路の壁にも、海から見える街並みをイメージしたラインが入っていたりと、世界観の統一を細部まで感じました。

ありがとうございます。実は、東京本社のほか、全国に、グループ会社を一箇所に集めた統合拠点が6つあるのですが、それらのコンセプトもすべて統一しています。統合拠点全体を束ねるコンセプトは「冒険と挑戦に溢れた成長・拠点展開の道のり」をあらわす「SAILING(航海)」。全国の各拠点は「SHIP(船)」、そしてこの東京本社が「PORT(港町)」です。

――全拠点で世界観を統一されていたんですね! もう一つのこだわりポイントも教えてください。

もう一つコミュニケーション活性を意識した執務スペースです。グループ会社を一堂に集めても、そこに垣根があって、お互い顔も合わせなかったり事業のシナジーが生まれなかったり、ということでは意味がありません。そのため、法人や部署を超えてコミュニケーションが生まれるように、壁や仕切りがまったくないワンフロア設計にしました。これだけの広さで仕切りを作っていないのは、かなり珍しいと思います。

また、弊社には「ブランチアドミニストレーター(BA)」という、コミュニケーションの活性化や定着を図る役職があり、各統合拠点に1人ずつ配置しています。BA主導で月に2回、社員合同で誕生日会を開催して祝ったり、新規事業の立案に関するイベントを企画するなど、法人を超えたコミュニケーションが生まれるような取り組みを行っています。

――社内のコミュニケーションにかなり力を入れているんですね。

そうですね。弊社では、コミュニケーションは”組織の血流”であると考えています。コミュニケーションが滞ると、必ずどこかにゆがみや問題が生まれてしまう。その血流、コミュニケーションをスムーズにするには、多様化している法人間で理解を深めることや、グループ全体の方針や理念、DNAをいかに浸透させていくかが非常に大事です。そのため、どのタイミングで誰をメディアとし、どの粒度で情報を共有してコミュニケーションを促すかを戦略的に設計しているのです。

 

まとめ

リンクアンドモチベーションさんのオフィス、いかがでしたでしょうか?

サッカーグラウンド並みの広大なオフィスでありながら、細部までコンセプトにこだわって設計しているのには驚かされました。その上でセミナールームの完備など使い勝手も考えられおり、立地もよく、社員さん満足度も高そうですし羨ましいです。

リンクアンドモチベーションさん、ありがとうございました!