VRアトラクションに3Dモデリング! ワントゥーテンのオフィスは圧倒的エンタメ空間だった

ワントゥーテンオフィスのここがすごい!

  • キーワードは「工場」「西海岸」「テーマパーク」。ベンチャーとエンタメが融合したオフィス
  • オフィスの中にアトラクション!? VRなどの技術を使った自社コンテンツを体験できるギャラリースペース
  • セミナールームやエンジニアのための「技術開発室」も完備

 

広告クリエイティブからVR、IoT、ロボティクスといった、幅広い業務を行っているクリエイティブスタジオ「ワン・トゥー・テン・ホールディングス」(以下、ワントゥーテン)さんの東京オフィスにお邪魔してきました。

VRや3D技術を使ったコンテンツを体験できるスペースが用意されているなど、当オフィス訪問連載の中でも飛び抜けてエンタメ要素が豊富! そんなワントゥーテンさんのオフィスをさっそく見ていきたいと思います。

 

ワントゥーテンさんが入っているのは、東京モノレールの天王洲アイル駅から徒歩1〜2分にある「スフィアタワー天王洲」の7・8階。吹き抜けのあるエントランスは、広々としていて開放感があります。

 

エントランスには、世界で一番有名な広告賞「カンヌライオンズ」をはじめ、さまざまな賞のトロフィーが飾られていました。

 

会議室はオフィス内にありますが、エントランスにもソファやファミレス風なスペースが用意されています。お客さんとの打ち合わせ以外にも、社員さん同士での打ち合わせなどカジュアルに使われているそうです。

 

こちらは、8階の会議室とギャラリースペース。

 

まず、会議室を見ていきます。はじめに案内してもらったのは、「CRYSTAL(玻璃)」と呼ばれる会議室。

 

中はこんな感じ。大人数での会議のほか、セミナーや発表会などにも使われるそうです。

 

CRYSTALの中にはさらに、「玻璃庵(はりあん)」というスペースが。いったい何でしょうか?

 

扉を開けてみると、中は和室になっていました。

ワントゥーテンさんの京都本社(東京は支社)では、京都らしさを出すための和室があり、会議以外にもお茶をたてて楽しんだりできるそう。東京オフィスも京都にならって、和室を取り入れたとのこと。秘密基地感があっていいですね。

 

京都本社の和室スペース(画像提供:ワントゥーテン)

ちなみに、ワントゥーテンの東京オフィスには7つの会議室があり、それぞれ金・銀・瑠璃・玻璃といった仏法の七宝を英語表記にした名前をつけているそうです。

 

続いて案内してもらったのは「BRONZE」という会議室。

 

机の上になぜかPCがあるので理由を聞いてみたところ、テレビ会議用とのこと。Slackを使ってテレビ会議をしているそうです。

 

ほかにも、全面ガラス張りの「EMERALD」などの会議室がありました。

続いては、ギャラリースぺースを案内してもらいます。こちらは、ワントゥーテンさんの自社コンテンツを、オフィスにやってきたお客さんが体験できるスペースです。

 

最初に紹介してもらったのは、車椅子型VRレーサーの「CYBER WHEEL(サイバーウィール)」。

 

CYBER WHEELは、陸上競技用の車イスを未来型にデザインしたもの。パラスポーツ(障害者スポーツ)を自分ごと化させる「CYBER SPORTS」プロジェクトの第1弾として作られました。ヘッドマウントディスプレーを装着して、車輪についたハンドリムを手で回しながら、2100年の東京を走り抜ける体験ができます。

 

続いて紹介してもらったのは、リオデジャネイロで開催されたパラリンピックで、日本代表が銀メダルを獲得して注目を集めた競技ボッチャを、デジタル技術で誰でも気軽に遊べるようにした「CYBER BOCCIA(サイバー ボッチャ)」。

ボッチャをご存じない方のために、簡単に説明すると、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに向かって、それぞれが6個のボールを投げたり転がしたりして、相手より多くのボールをジャックボールに近づけられるかを競うスポーツ。ボールを投げるカーリングみたいな感じですね。

 

せっかくなので、オフィスを案内してくれている広報の五明梓(ごみょう あずさ)さんと対戦しました。

CYBER BOCCIAは、ボッチャにプロジェクションやセンシング技術を使って距離を自動測定したり、さまざまな演出が加わっていたりと、誰でも楽しく簡単に遊べるのが特徴です。

 

ジャックボール(目標球)を投げてゲームスタート。

 

赤と青のボールを投げると、光や音の演出が入って、自動的にジャックボールまでの距離を教えてくれます。

 

青い玉が僕なのですが、1投目でジャックボールにほぼぴったりくっつく位置にボールを置くことができました。かなり有利な状況ですが、ボッチャは、相手ボールに自分のボールを当ててどかしたり、自分のボールをジャックボールに当てて自分の有利な場所に移動させたりもできるので、まだ勝負はわかりません。

気になる勝負の結果は……

 

僕の逃げ切りで勝利を収めることができました!

CYBER BOCCIAは、ダーツバーやアミューズメント施設に設置することを想定しているそうです。思った以上に戦略性もあって、初めてでも間違いなく楽しめるので、見かけたらぜひ体験してみてください。

 

最後に紹介してもらったは、銃でおばけを退治するVRアトラクションの「オバケハンター」。

オバケハンターは、壁面と床面の4面にプロジェクターで映像投影することで、ヘッドマウントディスプレーを装着せずにVRが体験できるという画期的なゲームでした。

ヘッドマウントディスプレーをつけるVR体験は、年齢制限があるものが多く、小さなお子さんは遊べないことがあるのですが、オバケハンターなら小さいお子さんもOK。2017年9月に京都のイオンモールで期間限定イベントを開催したところ、2時間待ちになるほどの人気だったとか。

ギャラリースペースは以上になります。

 

続いては、執務スペースを案内してもらいましょう。

 

執務スペースには、会議室のほかにエンジニアさんのための「技術開発室」がありました。

 

中は吹き抜けになっていました。

 

執務スペースには、見たこともない機械が置いてありました。

こちらは、ワントゥーテンさんとVRC社が開発した3Dモデリングデータを生成する3Dスキャンシステム「ANATOMe(アナトミー)」。

 

こんな感じで、中央のプレート上で4秒間ポーズを決めていると……

 

すぐにそのポーズの3Dスキャンデータを作成してくれます。できあがったCGに骨格を組み込み、CGキャラクターを自由に動かすことができるそうです。

ワントゥーテンさんのオフィス紹介は以上になります。

 

コンセプトは、「工場」「西海岸」「テーマパーク」

最後に、広報の五明さんにオフィスについてお話を聞きました。

 

――オフィスのコンセプトを教えていただけますか。

オフィスは、「工場」「西海岸」「テーマパーク」の3つをコンセプトに作りました。2017年1月に移転する前までは、もっとシンプルなオフィスだったんです。なので、よりベンチャー感や、弊社の強みである広告プロダクションからの変化を体現するオフィスにしたいという思いがあり、「アメリカの西海岸にある工場をリノベーションした、ベンチャー企業のオフィス」をイメージして作っています。

そこにテーマパークの雰囲気だったり、つくられた空間としての異質感だったりを取り入れるところまで考えて作りました。

――新オフィスに対する社員さんやお客さんの反応はどうでしょうか?

最初はオシャレすぎて馴染めない感じでした(笑)。実際に働き始めてからは、きれいでオシャレなスペースで業務や打ち合わせができることが、社員のモチベーションアップにつながっているようですね。

我々がつくったものを体験してもらえるギャラリースペースは、お客さまが喜んでくださるので、改めて作ってよかったと思っています。

――ここまで大掛かりなコンテンツを体験できるスペースって、ほかの企業さんにはなかなかないですよね。お客さまを呼んで体験してもらうことは多いのですか?

そうですね。会議室にご案内する際に、目に入るのでお客さまも気になるようですし、初めてオフィスにいらっしゃった方は一通り体験されます。

ーーなるほど。ギャラリースペースも素敵でしたが、オフィスを見させてもらって、社員さん同士の仲の良さが伝わってきたのが印象的でした。

ありがとうございます。京都本社にも勤続年数が長いスタッフが多く、まるで家族みたいな感じで働いています。特に開発チームは和気あいあいとした雰囲気で仲良く開発していますね。新しいオフィスになって、エンジニア用の技術開発室もできたので、より働きやすくなったんじゃないかなと思います。

ーーありがとうございました。

 

まとめ

ワントゥーテンさんのオフィス、いかがでしたでしょうか?

セミナーを開催できる大会議室にギャラリースペースと、自分たちのオフィスの使い勝手だけではなく、外からのお客さんに対応できるスペースが用意されていたのが印象的でした。なかでも、最新のデジタル技術を使った自社コンテンツを体験できる空間は衝撃的でした。

ワントゥーテンさん、ありがとうございました!